感染管理の専門家の
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2020年5月15日(金)
非常事態宣言から早1ヶ月。
自宅にいて、家族と過ごしたり、テレワークをされたりしている方も多いのではないでしょうか。 JOKINS編集部でもテレワークが導入され、それぞれ自宅にいる機会が多いのですが、そんな中、ある記事が共有されました。
それは、香港の元大学教授鄺士山(クウォン・シーサン)化学博士が開発した「HK Mask」という自作マスクに関するもの。記事によると医療用に匹敵する性能?との話もあり、マスク不足が叫ばれる今、なんとも気になるところ・・・!
一体「HKマスク」とはどういったものなのか!? せっかくのGWも自宅で過ごす編集部員が、連休中にこのマスクを作ってみました!
● 編集部員Y : JOKINSのイラスト担当編集部員。絵は描くが手先はかなり不器用。
● 表地(オックス生地)一枚 (20×40cm)
● 裏地(ダブルガーゼ)一枚 (20×40cm)
● ゴム紐 17cm×2本
● ひも 1mぐらい×2本
● ワイヤータイ (プレゼント用包装に使われる針金) 1~2本
なんと材料に関しては近所のイトーヨーカドーさんにて全て揃いました(すごい!)
日頃、裁縫などしない編集部員Yの家にはミシンがありませんでした・・・が、今回はユザワヤさんのレンタルミシンをお借りしました!
送料込みで 4000円 からとお得!
編集部員Yが小学校の家庭科の際に使っていたものを使用。
鄺士山博士がGoogle Driveにて公開しています。こちらからダウンロード
まずは 動画 でしっかりと作り方の予習・・・をするも、早々に動画を止める編集部員Y。
【ポイント】
表地の鼻の部分にはワイヤータイを入れ、鼻のフィット率を高めます。
久しぶりのミシン操作に緊張する編集部員Y。
しかし、思いの外うまく縫えたようで・・・
妻に見せびらかす編集部員Y
【ポイント】
動画では記事の表と裏が同じ模様なので分かりにくいですが、イヤーループは生地の表に取り付けます。
しかし、ここで問題が!先ほどまで、うまく縫えたと笑みだった編集部員Yの表情に異変が。
このあと、気を取り直して縫いあわせました。
これをひっくり返すと、
おお、マスクらしくなってきた!
およそ1時間かかりましたが完成しました!
早速、ティッシュを詰めて・・・装着してもらいました!感想は?
非常に良さそうなので、自分用も作りました。
完成!! 一度作り方がわかったからか、なんと30分で作れました!!
自分で装着した感想は、
といった感じで、フィット感は文句なしといった感じです。
ただ、赤ちゃん用のマスクもあったのですが、つけると少し息苦しいのと、 紐で固定するので、赤ちゃんが苦しくても自分で外せないことが気になり、今回は制作を見送りました。
妻のコメント
「張り切って『マスクを作る!』と意気込んでましたが、予想通り(?)ミスも多くて笑っちゃいました。でも、家族のために何かをしてくれようとしている姿は少し見直しました。これからはミシンを使えるパパが、うちの裁縫担当でよろしくお願いします!」
布マスクですが、使用後は洗濯の必要があります。家庭用洗剤で洗い流して、しっかり乾燥させましょう。 (乾燥が大事です! 濡れたままだと、菌が繁殖し、それを口に当てることになるので、衛生的ではありません!)
実際に作って感じたのは、ほとんどミシンを使ったことのない素人でも、思いの外簡単に作れ、なおかつフィット性がすごくいいということ! 設計された鄺先生の情熱を感じました。
ただ、感染管理で大事なことは、手洗い(手指衛生)とコロナの場合は3密を避けること。
「自分が拡散する側にならない」など、マスクが感染防止の効果がないわけではありませんが、「マスクをしていれば感染しないだろう」と過信しすぎないことも大事です。特にマスクを外した後はしっかりと手指衛生をするようにしましょう。
とはいえ、家に篭りがちな今日この頃、気分転換や家族のコミュニケーションとしてマスクを作るのは、非常に楽しく(なぜか裁縫担当にはなりましたが)、とてもおすすめです! 是非お試しください!!(編集部員Y)