ジョキンズ

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Interview

スペシャルインタビュー



コロナ時代のイベントのあり方とは?

2020年イベント開催レポート

《後編》
「イベントを通じて、どんないいことがありましたか?」

JOKIN’Sを運営する株式会社モレーンコーポレーションは
感染管理の専門企業です。
2020年11月に、はじめてフリーマーケットの感染対策をサポート。
タナフクモリの店長である株式会社Reの須賀田さんに話をお伺いしました。

profile

須賀田健

Sukada Ken

飲食やアパレルなど垣根を超え様々な新業態を開発・運営する株式会社Re所属のマネージャー。大正時代のレンガ造りの駅跡地にある JR mAAch ecute(マーチ エキュート)内のフリーマーケットスペース「MANSEI BRIDGE」とショップ「タナフクモリ」店長でもある。2020年11月3 日(火・祝)に、アートユニット FabRelation とフリーマケットイベントを協業。休日は畑で農作物を育てながら穏やかな暮らしを送る自然派男子でもある。

2021年1月21日(木)

《後編》

イベントを通じて、
どんないいことがありましたか?

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普段から心がけていたことを、
もっと心がけるように。

普段からお金の授受は、手渡しを避けてトレーでおこなうなど、細かいところから気をつけてはいました。
でも、イベントではいつもよりもお客様の数も多い中で、専門家から具体的なオペレーションを指導いただけたことはすごく助かりました。手洗いなどのいつものルーティンも、もっと心がけるようになったと思います。

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“ガチャガチャ感”の良さを大事にしながら、
感染対策を。

イベントの何が楽しいって、一つは“ガチャガチャ感”だと思うんです。人や物がたくさんあって賑わっている。でも、これが感染対策的にはよろしくない。新型コロナ流行以前は、毎月マルシェ(フリーマーケット)を開催していたんですが、今回は久々の開催でした。スタッフもお客様も不安があったと思うのですが、最初の会場づくりをイチから対策できたことは本当に良かった。「お茶の水、神田、小川町、秋葉原。全方面から歩いてくる方が多いので、導線設計しにくいけど、キッチンカーのあるココをメイン入り口にしようか」などと、イベントの盛り上がりを削がないように対策できたこともよかったです。

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大人も子どもも
みんなが楽しめるイベントに。

入り口に設置したアルゴスセーバーは、検温、マスク、手指衛生と3つのチェックをおこなってくれるスグレモノです。
3Dカメラがついているんですけど、小さな子どもは背が低くて検知されなかったなどの問題も当日発覚。その場で台を準備するなど、迅速な対応ができたことは良かったですね。子どもたちもたくさん来場してくれて、マスクをつけたスタッフとほほえみあっていたのは印象的でした。

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▲写真:セイバー初号機
店頭に設置された「アルゴスセーバー」というユニット機器。来場者全員の検温、マスクの有無、手指衛生の有無を自動でチェック。問題があった場合はアラートが鳴る仕組み。


18組の出店者のみなさんからも嬉しい声が。

今回出店してくださった出店者の方は、全18組。スタイリストや、カメラマンなど、クリエイティブな方が多かったんですね。準備期間中、ちょうど活動が制限されていた時だったので、オンラインでやりとりしながら進めることができたとのこと。
こんな時だからみんなで力を合わせようという雰囲気があったのも、良かったことだと思います。

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プロのお墨付きがあると、
安心して楽しめる。

感染対策をリードしてくださったモレーンコーポレーションさんは、設置や計測のために現場にも来てくださり、機器の仕組みの解説から具体的なオペレーションの指導まで丁寧にやってくださいました。
やっぱりプロがいると安心。それがお客様に伝わったのか「コロナでイベントがなくなっちゃったけど、こうして外に出れて嬉しいです」とわざわざお礼を言いに来てくださる方も。
プロがいて、プロが扱う装置がある。目で見てわかる装備になっていたことも、来場者の安心材料になったのかもしれません。

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100%楽しめる世の中に
なりますように。

フリーマーケットはワイワイガチャガチャが楽しい。
その一方で、感染が怖い。
これからの「楽しい」って、ますます安心安全が求められる時代になるのではないかと思います。安心できるからこそ、触れ合える。安心できるからこそ、楽しめる。やっぱり不安な気持ちがあると100%楽しめないんですよね。今回、出店者は若い人も多く、実家にお住まいの方も多かったんです。「家族に迷惑はかけられないので」など、躊躇されていた方もいたんですね。家族の健康があってこそじゃないですか。
コロナ対策をするということは、誰かを思いやることでもある。そんな当たり前の大切さにも気づけたことも、大きな収穫だったと思います。

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