ジョキンズ

感染管理の専門家の
知識とノウハウをご家庭に。

2020年5月29日(金)

非常事態宣言は解除されましたが、新型コロナウイルスの猛威はまだまだです。第二波の可能性も叫ばれ、政府は新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」を公表され、外出の自粛もまだまだ必要と言えるでしょう。

しかし、ずっと家にいるのも、気楽とはいえストレスがたまるもの。
テレワーク中やオンライン授業も増えていますが、やってみたけどいまいち集中できない・・・! なんてことはないでしょうか?

今回は、以前JOKIN’S presents スペシャルインタビューにも登場いただきました、 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーで、2度のオリンピックで日本選手団公式トレーナーとして帯同された部谷ひだに 祐紀さんに、 自宅でできる気分改善・姿勢改善にオススメのエクササイズを、なんとご本人による解説動画付きで、全3回に渡ってご紹介いたします!

◆ 動画でTYR! 自宅でできる 気分改善 ・ 姿勢改善 エクササイズ!



◆ まずは部谷ひだにさんより、このエクササイズの解説です

昨今の状況から、自宅でのオンライン学習がスタートする子供さんもいらっしゃるのではないでしょうか。私が講師を行っている大学でもオンライン授業が始まっております。
さて自宅での学習ということになりますとリラックスできる分、姿勢が崩れやすいことが考えられます。特に座り姿勢では背中が丸くなり、肩が内に入り、顔が前に出る姿勢になりやすく、この姿勢では呼吸が浅くなり、疲れやすく集中力も持続しにくいでしょう。実際に小学校の先生から勉強のできる子、集中力のある子ほど姿勢が良い傾向がある、とお聞きしたこともあります。そこで正しい姿勢に近づくエクササイズを3種類ご紹介します。勉強前の準備や勉強中のリセットとして活用してみてください。

◆ より姿勢の改善を確認したい方は、まずこちらから!

まずどれくらい猫背気味かチェックしてみましょう。
肩幅に足を開き自然体でリラックスして立ってみます。

この時、左の写真のように手の甲が前方を向いているほど肩甲骨が正常な位置より外側に開き、姿勢が崩れているといえます。
正しくは右の写真のように人差し指の側面が前方を向く姿勢です。エクササイズを行った後に改善したかもう一度チェックしてみてください。

座り姿勢が崩れている多くの場合でカラダの胸側が縮み、背中側が伸ばされている状態があります。つまり改善のコツはその逆の使い方、胸側を伸ばし、背中側を縮めることです。それでは実際にエクササイズを行っていきましょう。

① 扇開き



  • ① 椅子に浅めに座ります。

  • ② 背筋を伸ばしたまま前かがみになります。

  • ③ 右手で左足首をつかみます。

  • ④ 扇が開くように左手をゆっくり上げ、胸の前を伸ばします。
    ※この時、目線は左手指先を追いましょう

  • ⑤ いけるところまでいったら深呼吸しながら10秒キープします。

  • ⑥ 逆も同じように行い、それぞれ2~3セット行ってみて下さい。

② 井戸ポンプ



  • ① 椅子に浅めに座ります。

  • ② 肩甲骨を引き寄せて胸を張り、後ろで手を組みます。

  • ③ 首は楽にうなだれ、肘を伸ばしたまま腕を前方に持ち上げます。

  • ④ いけるところまでいったらゆさゆさと前後に腕を10秒程度動かしましょう。これを2~3セット行ってみてください。

  • ⑤ 最後にそっと起き上がりましょう。

③ 垂直スイミング



  • ① 椅子に浅めに座ります。

  • ② 肘を曲げたまま肩甲骨を引き寄せながら胸を張ります。
    ※この時、肘が耳の位置よりやや後ろに来るまで引きます。

  • ③ 肩甲骨を引き寄せ続けながらバンザイを10回行います。
    ※常に腕は耳の位置より後ろで動くように意識しましょう。

  • ④ 2~3セット行ってみてください。

◆ 最後に姿勢改善度チェック!

3種類のエクササイズを行ってもう一度チェックしてみてください。

リラックスして立ち、最初より人差し指の側面が前方を向いていれば良い姿勢に近づいたといえるでしょう。

さていかがだったでしょうか?
次回は、なんと、「ステイホーム中、免疫向上に繋がるエクササイズ」です!お楽しみに!!

先生のご紹介

部谷 祐紀 Yuuki Hidani

1979年生まれ、広島県出身。
日本でも有数の管理栄養士および鍼灸・マッサージ師の国家資格を持つ日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー。
ロンドン五輪、リオデジャネイロ五輪の日本選手団公式トレーナーとして帯同。東京農業大学栄養科学科講師。「会社のトレーナー」として心と体を整える休養、食事、運動について社内研修や健康コンサルティングを行う。また小学生の娘がいることもあり、小学生の体力低下という社会問題を解決する活動も行っている。
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