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2020年4月1日(水)
先日、オリンピックの延期の報道もされ、首都圏では夜間や週末の不要不急の外出を自粛するよう要請もありました。とはいえ、生活を続けていく中で買い物や、通院など必要・急用の外出もあります。そういった外出の際、どのようなことに注意すればいいのでしょうか?
メディアで報道されている「3密」を避けることや、手洗い(手指衛生) や咳エチケットの実践が予防に向けて非常に重要ですが、実際にどのように実践していけばいいのでしょうか?
様々な外出のシチュエーションから、外出時に気をつけたいことをご紹介したいと思います。
【クラスター(患者集団) の発生しやすい3つの条件=「3密」とは ? 】
この3つの条件が揃う場所でクラスター(患者集団)が発生する可能性が高い!
↓
この3つの条件が揃いにくい場所を選びましょう。
【「手洗い」と「咳エチケット」 】
スーパーなどの買い物では、まず「3密」を避けるために、半径1~2m以内に人がいないタイミングでの購入を意識しましょう。
混雑時、どうしても必要な品がある場合は最小限必要なものだけ購入し、滞在時間を短くしましょう。
また、スーパーの商品は不特定多数の方が触っているものなので、スーパーを出る前に手洗いや、手指消毒を心がけましょう。
最近ではスーパーの出入り口にアルコール手指消毒剤を設置している店舗も多いですので、入る時はもちろん、出るときの手指衛生を心がけましょう。
*どうしても手指衛生ができない場合は、首から上をさわらずに、帰宅後すぐに手を洗いましょう。
病院は多くの患者さんが集まる場所です。
持病等の通院で、どうしても必要な場合は予約等で長時間病院に居ないようにしましょう。また治療後は速やかに帰宅しましょう。
待ち時間の間の雑談も楽しいですが、間近での会話は感染につながりますので、ここはぐっと堪えて、必要最小限の会話に留めましょう。
病院内に菌を持ち込まないためにも病院に入る前には手指衛生。逆に、帰宅後家族に感染を広めないために手指衛生を徹底しましょう。
密閉空間にならないよう換気等を積極実施していますが、それ以外にも混雑している車両は避けるようにしましょう。 また、手摺り・吊革は不特定多数の人が触るものです。電車を降りた後は手洗い、アルコールによる手指衛生を徹底しましょう。
<まとめ>
人の多く集まる場所に入る前、入った後、帰宅後は手指衛生をすること。
そして、屋内に入る際は、換気と人の混み具合と直近での会話を注意するようにしましょう。
これだけでも、「手指衛生」と「3密の回避」は効果的に実践できると思います。
その他、こういった点も注意できるといいでしょう。