ジョキンズ

感染管理の専門家の
知識とノウハウをご家庭に。

2020年12月10日(木)

今年も残すところあと3週間。
年末の予定を立てなくては……と思った矢先、これほどまでに新型コロナの感染者数が増えてしまって、急遽予定を変えざるを得ない! なんて方も多いのではないでしょうか。 多くの感染者が出るということは、自分や家族の近くまで感染が近づいているということ。感染しないためには日々の対策が大事になってきます。

毎週、感染管理の情報を提供しておりますJOKIN’S編集部、そして運営しているモレーンコーポレーションでは、現在8つの感染管理のルールを決めて活動しています。

今回はその8つのルールと、感染対策の様子を写真付きでご紹介できればと思います!

1)手指衛生

感染管理の基本中の基本、手指衛生ですが、主にアルコール手指消毒剤を使用しています。

設置場所は各入り口と各自の机です。入り口設置のものは外から菌を持ち込ませないため。 そして食事前など、各自の気になったタイミングで行えるように配布されています。


入り口で入ったらまず「シュッ!」



フットペダル式なので、片手が塞がっていても、しっかり手指衛生できます。



来客用の入り口には、アルコール手指消毒に加え、自動で検温・マスクの着用を確認する、最新機器も導入!



またアルコール手指消毒剤は使用方法も重要。しっかりと1プッシュ(中途半端はダメです!)してアルコールを手のひらに取り、


  • (1)指先をつけ込むように消毒
  • (2)指全体に擦り込む

と、この二つを意識して行っています。



大げさに思われるかもしれませんが、「マスクは万能に感染を防いではくれないし、手に触れるものは汚染されている」と考えて、ことあるごとに「シュッ!」しています。

2)首から上を触らない

手指衛生は大事ですし、いつでも行いたい!
でも現実は、仕事をしていればすぐに手指衛生できない場合も多いです。

そんな時の予防法、非常に単純ですが、これです。


首から上は触りません!



是非とも習慣化と思うのですが、パソコンの画面を見すぎて目が辛い時などに思わず触ってしまって、「あっ」て思うこと、たまにあります(涙)

3)感染クラスターに近づかない(3密を避ける)

これまで感染が確認された場所(クラスター)に共通するのは、


  • (1)換気の悪い密閉空間
  • (2)人が密集していた
  • (3)近距離で会話や発声行われていた(密接)

という3つの条件が同時に重なった場所です。
これらの3つの条件が全て重ならないまでも、1つまたは2つの条件があれば何かのきっかけで3つの条件が揃ってしまいます。



1つでも注意。2つ目はリーチですので、周囲の状況には気を配るようにしています。

4)咳エチケット

咳・くしゃみの際には、マスクをしていても、肘で口元を押さえて咳エチケット。
手で押さえると手が汚染されるので、NG

だいぶ、くしゃみの時は意識できるようになりましたが、咳の時は咳エチケットが追い付かず後で「あっ」と思うことがたまにあります(涙)

咳エチケットに関してはこちらでも

5)ユニバーサル・マスキング

基本的にマスク着用ですが、ご飯時などは外してしまいますよね。
「まあ症状も出てないし、多少は良いのでは? リラックスタイムだし。」と思ってる方もいるかと思います。

しかし、新型コロナは症状出現の2日前から感染性を発揮することがわかってきました。症状がなくても感染させてしまうことがあるということです。

なので、これも少々大げさに感じるかもしれませんが「自分は感染している!」と意識して、特に会話のある場合は全員がマスクをするようにしています。そのため、食事中に話しかけられて慌ててマスクをする光景を社内ではよく見かけます。


マスクも全員に配布されています。



次のページでは密になりやすい会議室の感染対策も紹介!