ジョキンズ

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2019年7月19日(金)

昔ながらの掃除の風景、実はNG?

小学校の雑巾がけを覚えていますか?
バケツに水を入れて、汚れた雑巾を洗ってしぼる。
拭いて、洗って、拭いて、洗ってを繰り返す。
このやり方、状況によっては少し注意が必要な方法なのです。
たとえば、嘔吐物処理。
嘔吐物を拭いた雑巾をバケツの水で洗って繰り返し使ってしまうと、
汚れた水を使っているので、逆に汚染範囲を広げてしまう可能性があるのです。
では、どうしたらいいのでしょうか?

病院で採用されている新しい清掃法。

今病院で広がりつつある新しい清掃方法があります。
その名も「オフロケーション方式」
清掃で汚れた布はどんどん交換する。汚れたらすぐさま新しいスペアと交換。
汚れた掃除具を使わないから拡散の心配がないのです。
はじめに掃除具を多めに用意する必要がありますが、 嘔吐など、衛生面で気になる場合には是非試していただきたいです。
(ちなみに、汚れた掃除具をその場で洗う方法はオンロケーション方式)