10月1日、インフルエンザワクチン接種がスタート。
この秋冬は新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザとが並走する可能性があるため、厚生労働省から早期の呼びかけがありました。 平成27年以降で最大の供給量を確保できる見込みとの報告も。日本感染症学会の提言では、医療関係者、高齢者、ハイリスク群(妊婦等)、小児(特に乳幼児(生後 6 ヶ月以上)から小学校低学年(2 年生)への接種を強く推奨とのこと。こうした呼びかけが影響してか、インフルエンザに対する意識も高まっており、病院・クリニックによっては、すでに予約終了していたり、予約が取りづらいところもあるようです。

2020年の前半はインフルエンザの感染者数が例年よりも大幅に少なかったというニュースがありました。 手洗いやマスク着用するなど、新型コロナ対策が功を奏したという見解もあるようですが、本当のところはわかっていません。 わかっていることは、この秋冬も手洗い・マスクをしているからといって“油断できない”ということ。 そもそも予防接種は「かからないようにする」という目的もありますが「かかった場合に重症化を防ぐ」という目的もあります。
ぜひ一度、ご家族で話し合ってみてほしいと思います。

「いつもの病院で予約がとれなかった」「どこに行けばいいかわからない」という方は、自治体のホームページをご確認ください。 接種可能な医療機関の一覧がまとめられています。意外かもしれませんが、皮膚科や整形外科、耳鼻科でも接種できるところも。

注意していただきたいのは、換気のよくない密室で長時間待つこと。長く待つ場合には、目安の時間を教えてもらいその時刻ちょうどに訪問したり、そもそも予約制の病院・クリニックを選ぶなど、密を避ける工夫しましょう。 新型コロナ対策で、通常よりも予約間隔をあけている病院・クリニックも増えています。そもそも病院は感染症をもらいやすい場所なので、必要のない場合は長く滞在しないように心がけましょう。