ジョキンズ

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2019年11月15日(金)

Special contents

2019年インフルエンザ特集 Vol.2

親子でチャレンジ!
感染予防の間違い探しゲーム Vol.02
<大人のための解説編>

前回の間違い探しの答え以外にも、インフルエンザ予防の際に気をつけたいポイントが実は隠れていました

*間違え探しの答え合わせはこちらから

もうちょっと詳細な、大人のための解説編ということで、イラストからピックアップしてみていきましょう。

大人のための解説その

そもそもですが、人混みは要注意!

年末年始にかけて、忘年会をはじめ、お買い物や移動も増え、混雑した場所にでかけることも増えるかと思います。 たくさんの人で混み合う場所は、菌やウイルスに感染しやすい場所だったりします。 暖房の効いたあたたかい乾燥した場所、空気の循環しにくい密閉された場所などはウイルスをもらわないように注意しましょう。

大人のための解説その

マスクをつけるべき人とは?

うつされないために、防御目的でマスクをつけるという習慣を持っている方は多いと思いますが、実は自分が菌やウイルスを持っているかもしれないという時にこそ、使って欲しいのがマスクです。インフルエンザは発症の24時間前から第三者にうつしてしまう可能性があります。インフルエンザだと判明する前に、すでに誰かにうつしてしまっている!なんてことがあり得るのです。感染の疑いがある場合は、マスクを着用して、早めの対策をとりましょう。

人にうつさないためにも、「咳エチケット」

大人のための解説その

マスクの着け方

マスクに関して、見落としがちなのが、着け方。口だけを隠すように着けている人をたまに見かけますが、鼻の粘膜も立派な感染経路。鼻の上部からしっかりおおうように着用しましょう。

大人のための解説その

マスクの捨て方

使い終わったマスクの表面には、菌やウイルス、様々なゴミが付着している可能性があります。安易に触って、口元に触れてしまうと、感染の可能性も。はずしたマスクをきちんとゴミ箱に捨てましょう。小さなお子様がいるご家庭は、ゴミ箱の中を触られないように工夫することも忘れずに。

大人のための解説その

手洗いの重要性

インフルエンザウイルスは、ドアノブやつり革などの場所でも一定期間生存すると言われています。ウイルスは、私たちの身近な様々なところに付着している可能性があるのです。外出から戻ると、まずは手洗い。食事の前には、必ず手洗い。手洗いを習慣化することをおすすめします。

汚いのはドアノブだけじゃない!?

大人のための解説その

ワクチンの是非

インフルエンザは通常の風邪に比べて、きわめて危険な病気です。38度以上の高熱をともなうこと、数日間寝込まざるを得ない状況が続くこと、回復に一週間かかることはよく知られていると思いますが、さらに注意が必要なのは、免疫力の低い方の感染です。たとえば、65歳以上の高齢者、乳幼児、妊婦、呼吸器系や循環器系の慢性疾患を持つ患者さん、免疫低下状態の患者さんなどは、インフルエンザ に感染すると、肺炎や気管支炎などの重篤な合併症につながってしまう恐れがあります。ワクチンには、このような重篤化を防ぐ効果もあります。ワクチンの是非については様々な意見がありますが、重篤化を防いだり、一人ひとりがウイルスを広めない・かからないようにするためにも、ワクチン接種は大事なのではないかとJOKIN’Sは考えます。

<まとめ>

今回、間違い探しゲームを通じて、インフルエンザについての豆知識を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?ウイルスに関する情報は難しく聞こえてしまうかもしれませんが、JOKIN’Sでは「楽しく」「やわらかく」「簡単に」伝えていけるよう努力していきたいと考えています。今年の冬が、みなさまにとって健康で楽しい冬になりますように。