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2019年11月29日(金)

インフルエンザの予防接種は済ませましたか?

厚手の上着を羽織る季節になると、街にはマスク姿の人もちらほら。
風邪やインフルエンザ対策を考える人も増えているかと思います。
やはり気になるのが、インフルエンザワクチンの接種。
「打っても効かないこともあるのでは?」と思う人もいるようですが、
確かにインフルエンザワクチンは感染を100 % 防ぐことはできません。
しかし、打つことで重症化を防ぐことができます。
免疫が弱いとされている子どもや高齢者の方は、重症化しやすいでの、ワクチンの接種は有効な手段です。
13歳以下の子ども、65歳以上の高齢者、一定の障害がある60〜64歳の高齢者の方は、
多く自治体で公費負担を受けることができるので、
自宅に届くお知らせ、またはHP・窓口で確認してみましょう。

かからないこと。広めないこと。どっちも大事。

インフルエンザのワクチンは、地域の医療機関で受けることができます。
ただし、自治体によって実施期間や費用は異なります。
お住まいの保健所・保健センター、医療機関等に問い合わせてみると良いでしょう。
インフルエンザから自分の身を守ることはとても大事なことですが、
もうひとつ大事なことがあります。それは、他の人に広めないこと。
インフルエンザウイルスは発症の24時間前から、第三者への感染性があります。
つまり、自分でかかったと気づく前に、家族や同僚にうつしてしまう可能性があるのです。
ワクチンを接種することで、誰かにうつす可能性をおさえることは、
周りの人への思いやり、ひいては大人のマナーにもなるのではないでしょうか?