ジョキンズ

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2019年12月27日(金)

手指に「シュッシュ」するアレ、使っていますか?

病院や学校などさまざまな施設の入り口付近に
設置されていることも多い「シュッシュ」こと、アルコール手指消毒剤。
インフルエンザなどの感染症は手指を介して感染するケースが多く、
菌やウイルスを拡散させないように、人の手指の消毒をおこなうことは、感染対策の基本中の基本なんですね。
しかし、その使い方や効能についてはあまり知られていないのが現状ではないでしょうか。
たとえば、感染管理の世界では、流水による手洗いよりも推奨され、 今現在、アルコール手指消毒剤を使用した手指消毒は世界のトレンドになっています。

手指消毒剤は、万能なのか?

ではアルコール手指消毒剤をこまめにシュッシュしておけば 感染対策はバッチリかというと、そういうわけではありません。
まず、アルコール手指消毒剤はあくまで「消毒」であるため、洗浄効果がそなわっていません。
手が目に見えて汚れているような場合は、必ず流水による手洗いをおこないましょう。

また、一度消毒したとしても手はすぐにスマホやドアノブや顔など様々な場所を触るため、 帰宅後や食事の前には、もう一度、手を衛生的な状態にする必要があります。
また気をつけたいのは、外食時の手指衛生。自宅での食事前には手洗いするのに、
外ではそのまま手洗いせずに食べ始めてしまうこと、ありませんか?
特に気をつけたいのが、ファーストフードなどの直接、手で食べる食べ物です。
そんな方にオススメしたいのが、携帯用の手指衛生剤の持ち歩き。ドラッグストアで簡単に購入できます。
人が混み合う場所に出かける機会も多いこれからのシーズン。
健康第一で元気に過ごすためにも、カバンの中に小さなお供をぜひ。