ジョキンズ

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2020年12月25日(金)

10月の初めごろだったと思いますが、上長との雑談から「一年間JOKIN’Sの企画を考えてきた君から見た『2020年』を年末に振り返ってみては?」と言われ、 なんとなく「やってみたい」と思い、こうしてPC前に座ってキーボードを叩いています。ただ、なかなか思うように書けないくらいには、混乱を感じています。

JOKIN’Sの編集員をしています Y です。
みなさん、もう何度も耳にしたり、聞かれたりしていると思いますが、
「今年一年、皆さんいかがだったでしょうか?」

どんな回答だとしても、その答えが新型コロナウイルスに結びつかない人、例えば「2020年も2019年とまったくかわらず楽しい年でした」と言う人は、 ほとんどいらっしゃないのかなと想像します。

どこをどう切りとっても、新型コロナウイルスが顔を出す2020年ですが、振り返りの前に、まずは今現在、第三波が訪れ日々最高記録を更新し続けるアスリートのような新型コロナウイルスの猛威に立ち向かっている医療従事者の方々に感謝の気持ちを捧げたいと思います。



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とても、さえずりにもつぶやきにも思えない叫びをSNSで拝見するたびにいたたまれなくなり、そして直接的なご支援ができないことに無力感を感じながら、 ただひたすらにマスクをし、保育園から帰った子供と一緒に手を洗い、何かに触る前にはアルコールを擦りこませ、木々の色付きではなく換気のために開けた窓から季節の移り変わりを感じながら、 私たちができる菌・ウイルスと向き合い方を模索し、実践しています。

患者さんを目の前にしている医療従事者の方に、ゆっくりできる年末年始がいったい何日存在するのか、不勉強な私は想像もつかないのですが、 心身ともに擦り切れそうになる日々に、ふと救われるような瞬間( 例えば患者さんが口ずさむクリスマスソングが美しかったり、 年末年始のお笑い番組で何度見ても笑ってしまうようなコントと出会えたり )が一つでも多くあることを、お祈りしております。



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さてさてしかし、困った困ったと、ただPCの前で何杯もコーヒーを飲んでいても埒が明かないので、とりあえずは今年更新した記事を改めて見ることにしました。 なんなら数も数えてみると、今年JOKIN’Sは54本の記事を公開し、その内35本が「新型コロナウイルス特集」のカテゴリーに属する記事でした。

特に2月以降、新型コロナウイルスの感染拡大の第一波前後から、先週の更新まで、ほぼ全ての記事が「新型コロナウイルス特集」というカテゴリーに属していました。

多くの記事に厚生労働省のリンクがあり、正しい感染管理の情報と方法を伝えるためにと、記事もどんどんと長くなっていました。



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長い記事は読まれないかもと、打ち合わせをしていたのはJOKIN’S立ち上げ当初のことです。SNSのことも意識したらさらっと読めるボリュームがいいとの指摘に肯いていたのが2年前。

しかし、正しい感染情報を削らず盛り込み続けると、少しずつですが、検索してJOKIN’Sの記事にたどり着いて下さった方が増えてきました。

「今、感染について正しい情報が求められている」なんて、誰に話しても苦笑されて「そりゃそうだよ」と言われそうですし、自分も言ってしまいそうですが、しかし、本当にそのことを肌で感じます。

JOKIN’S立ち上げ当初、感染について事細かく記事に書いても「めんどくさい」だったり「もったいない」と思われるだけじゃないかなとよく考えていました。

でも、めんどくさくても、もったいなくても、しっかりと感染のリスクを減らすこととその方法のほうがよっぽど求められている。たった一年で、そんな世の中になってしまったのだと感じています。



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とはいえ、毎回の手指消毒にめんどくささを感じたり、頻繁に洗って交換したいタオルがもう2週間も同じ場所にあったりということもありませんでしょうか。 何を隠そう、私がそうです。お恥ずかしい限りですが、そういう時はあってしまいます。

正しい情報は、ネットとSNSを中心にどんどんと入ってきます。知ること自体はとても大切です。でも、行動に移せること、しかも、一回きりではなくて習慣にすることは、本当に大変です。

どんな感染管理の方法でも、生活を送っていく以上、100%感染しない方法というのはないのが現状です。
確率を、リスクを下げていくのが感染管理です。なのでどんなに頑張っても感染してしまうこともあれば、何もしなくたって感染しないこともあります。本当に残念ですが。

やってても感染するな意味がない。とか、手指消毒もマスクもしないなんて非常識だ。とか、そう言った極端な意見は非常に目を惹きます。 ただ、生活を送る私たちの本当にリアルな意見は、ものすごく曖昧で個人的だったりします。

だから感染管理をやりたくても、でも、出来てない……なんて状況があったら、 きっとそういう曖昧で、時に情けないような、時にふざけていると思われるような、なんとも個人的な理由があるのかなと思ったりしています。

しょうがないよね、と、言ってしまいそうで、でも、言えないな、と思ってみたり。横に置いてあるスマホの画面には、今日も感染者数の情報が送られてきています。



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ヨーロッパで、新型コロナの変異種が出たとの報道がありました。 マスクをし続ける夏も、おでこを出して検温する日々も、まだまだ続きそうです。
興味や意識は大きく変わりましたが、まだまだ「めんどくさい」や「もったいない」が感染管理の大きな壁になっている部分はあると思います。 そこを乗り越えるためのお手伝いになる記事を、来年以降作れるようにしていきたいと思います。

稚拙な文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。
年末年始は、人混みを避けて、マスクをし、こまめな手指消毒と、体調が優れない時は寝正月で。
よい2021年をお迎えください。



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