ジョキンズ

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2020年8月28日(金)

小学校の保健室の先生より質問をいただきました。

先日、JOKIN‘S宛にこんなご相談をいただきました。

「尿検査で子どもたちから尿を集めるのですが、尿にもコロナが入っている可能性が高いのでしょうか? その場合の取り扱いの注意について教えてください」

質問者さんが心配されているように、新型コロナウイルスに感染した方の尿にはウイルスが含まれています。 ちなみに、新型コロナウイルスに関わらず、感染対策全般において尿や便というものは、感染リスクのあるもの として取り扱います。



感染リスクのあるものはどうやって扱う?

扱う際には、尿や便が体や衣類に付着しないように、フェイスガード、マスク、グローブ、プラスチックエプロンなどのPPE(個人防護具)を用意しましょう。また、取り扱いした場所を洗浄・消毒するために、環境清拭する為のワイプも必須かと思います。

こんなこと、あんなこと、シミュレーションしてみる。

このような時期はいつもより感染に関して敏感になってしまいますね。 尿を持ちこむとは、感染リスクを持ち込むということ。 学校という多くの人が集まる場所ですから、念を入れて対策をすることは、大事だと思います。

尿や便など、感染リスクのあるものを扱う場合は、具体的にシミュレーションしてみることいいかもしれません。たとえば…

Case1

学校で尿を採る場合

  • 尿をこぼしてしまうリスク
  • ● 採尿方法の見直し

  • こぼれた尿を他の人が触るリスク
  • ● こぼした際の掃除方法の確認。
  • ● 呼びかけの徹底。

  • 尿のついた手でドアノブを触るリスク
  • ● 採尿後の手指衛生の徹底。
  • ● 定期的なドアノブの除菌

  • …etc
Case2

自宅で尿をとって学校へ持参する場合

  • 途中で漏れるリスク
  • ● 容器をビニール袋で二重で包む。

  • 容器の外側についた尿を人が触るリスク
  • ● 容器に触れる際にはグローブを着用する

  • …etc

シミュレーションすることで、こんな形で予防策を考えることができます。状況に合わせて、ブラッシュアップすればより、効果的な感染対策になるでしょう。



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